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【防御率はもう古い!?】FIPでピッチャーを見る観点を増やしませんか?

みなさん、こんにちは!
akiです。

今回は
防御率は投手の能力を表さない】
ということについて書いていきます。



防御率では能力を測れない


ということをあなたは知っていますか?


これが理解できれば
あなたは、


これまでとは違う観点から
ピッチャーを楽しむことができます!



逆に理解しなければ


昔からある考え方に
囚われて時代に取り残されます。


それでは今から
具体的に説明していきます!


「新しい用語が増えてきてわからない」
そう悩んでいる人は多いと思います。

テクノロジーの発達により
これまでなかったデータや指標がとられ
次々と新しい考え方が出てきています。


その中で今回は
セイバーメトリスク指標の
FIP
についてです。


これは
ピッチャーの能力を表す指標
になります。


これまでは
防御率
が一つの基準になっていました。


防御率
「9イニング投げた場合に
何点取られるか」

ということを意味します。

数字が低いほど
点をとられない、
いいピッチャー
ということになります!


一方FIP
ピッチャーの純粋な能力
を表します!


本塁打・与四死球奪三振
のみで評価します。


防御率と大きく異なる点は
守備から独立している

という点です。


ホームラン以外の打球が
安打になるかどうかは
運の要素が大きいということです。


捉えられた打球でも
味方のダインプレーによって
アウトになることもあれば、

逆に打ち取った打球でも
ポテンヒットになったり
内野安打になったりします。

そのため
ホームラン以外の打球は
ピッチャーの単純な能力には
含まれない
ということです。


ちなみにFIPの計算式はこちらです。

FIP=(13×被本塁打+3×(与四球-故意四球+与死球)-2×奪三振)÷投球回+定数


防御率と同様に
数値が低いほど
いいピッチャーと言えます。


ちなみに
2021年度パリーグFIPランキングはこちらです。

1:早川隆久(楽天) FIP:2,49
2:山本由伸(オリックスFIP:2,59
3:宮城大弥(オリックスFIP:2,86
※5月31日現在

防御率のランキングとはまた変わります。


楽天のルーキー早川投手が
他のリーグを代表するピッチャーを抑えて
現段階ではトップになっています。


もちろんFIPが必ずしも
正しいわけではありません。


ゴロを打たせてとるピッチャーは
過小評価されやすい

という問題点もあります!


なのであくまで一つの指標として
ピッチャーを見る観点
にしてもらえればと思います。


最後まで読んでいただき
ありがとうございました!